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【比良】蓬莱山 1,174m 小女郎峠はきもちのいいところだった

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【 日付 】2018年10月3日(水)
【 山域 】比良
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート】国道367号平駐車地 7:20 --- 国道367号 --- 7:25 林道花折峠線 --- 権現山登山口 7:45 --- 8:25 アラキ峠--- 9:15 権現山 996m 9:30 --- 10:00 ホッケ山 --- 10:30 小女郎峠 --- 11:00 蓬莱山 12:20 --- 12:40 小女郎峠 --- 12:45 小女郎ヶ池 --- 13:20 P964横 --- 13:25 小ピーク --- サカ谷道 --- 14:45 坂下 --- 15:45 駐車地

国道367号線沿い平の駐車地に車を停める。少し国道を南に歩くと、林道花折峠線の入り口があった。アスファルト舗装された立派な林道だが、入り口にチェーンが張ってあり一般車は通れない。まわりは杉の植林でアスファルトの上にも杉の枝がたくさん落ちていた。


https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-dc-db/kuroo6/folder/250616/31/41189631/img_0


林道をしばらく進むと、大きなタンクが2つあり、水道施設のようだ。ここから林道を離れ登山道に入る。登山道にしては立派な道があって、進むとなんだかおかしい。登山道にしては道幅が広すぎる。どう見ても林道だ。進む方向も地図通りの方向にならない。一度タンクに戻り、よく見るとすぐ先の谷の横にほんとうの登山道があった。標柱にも「アラキ峠を経て権現山」と書いてあった。

きれいなV字谷の両斜面は杉の植林。その中を登山道は真っ直ぐに登って行く。台風の影響で倒木がある。一旦、道が少し迂回して自然林を通過するが、その先はまた植林の中を直登する。40分ほどでアラキ峠に着く。

峠からは、北東の方向の尾根を進む。やはり植林。かつ急登。倒木がかなり増える。数本ずつ束になってなぎ倒されているという感じ。尾根をはずさないと登れないところがしばらく続く。


https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-dc-db/kuroo6/folder/250616/31/41189631/img_1


ここまでの植林は、木の上の方まできれいに枝打ちがされていて、真っ直ぐに伸びたきもちのいい杉だ。樹皮の色もきれいな茶色をしている。鹿対策のタフロープもきれいに巻いてある。

登るにつれ、杉が汚くなってきた。枝打ちは全くされていない。樹皮の色も灰色がかっている。タフロープも古く、消えかかっている。全く手入れがされていないようだ。植林が自然林に変わると、本数が少なくなり展望が開けて来た。琵琶湖が見えるようになると、権現山山頂に着いた。しばらく展望を眺める。


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山頂から先は、なだらかな稜線の道。昭文社の地図には丸危マークが書いてある。道の片側が急斜面だからだろうが、道そのものに危険を感じるようなところは全く無かった。気持ちのいい稜線歩きが続く。樹林も徐々に少なくなり大展望の稜線歩きだ。ホッケ山山頂はまわりに何もなく360度の展望。ただ、空は晴れているが、何故かあちこちガスが湧いている。丁度、蓬莱山山頂がガスで隠れてしまった。


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ホッケ山から小女郎峠、蓬莱山の登山道はほとんど笹道で大展望を眺めながら気持ちのいい稜線歩き。地図で小女郎峠、小女郎ヶ池をたどった時は、きっと植林の中の暗い峠、小汚い池、と勝手に思っていた。とんでもなかった。とても気持ちのいいところだった。何度でも来たい場所だった。いつの間にかガスも無くなった。


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蓬莱山山頂はリフトで上がってくる観光客が大勢いた。それでも山頂部分は広大で場所を選べば静かにのんびりできた。360度の展望。琵琶湖側に大きな円形のテラスがあり、多くの方が琵琶湖を眺めている。私は、山頂の北側に座り、食事しながら北の山を確認した。武奈ヶ岳、コヤマノ岳はよく分かった。今年の始め、登る予定で雪が深くラッセルが大変で、たどり着けなかった森山岳も分かった。


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IMG_5176.jpg武奈ヶ岳とびわこバレイと琵琶湖 蓬莱山山頂から
下山は小女郎ヶ池を通り、坂下に向かう。小女郎ヶ池は大きな池だった。見る位置を変えて見る方向を選べば蓬莱山を写してくれる。まわりには湿地があり、真新しいヌタ場があちらこちらにたくさんあった。


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下降が始まると、再びほとんどが植林の中。きれいに手入れされた杉できもちがいい。坂下に近づくと一旦自然林になったが、倒木が多く、歩き難く、かつ、道が不明瞭になる。何度も地図とGPSで確認した。

再び植林になり、谷を渡渉し、谷に沿って降りると集落に出た。集落と言っても道路沿いに数軒家があるのみ。あとは、国道を歩く。国道に沿って、旧道が蛇行しながら続くが、日の木橋にくると、川が氾濫していて旧道は水の底だった。1時間ほどで駐車地に戻る。

登り、下りの植林はつまらなかったが、権現山から蓬莱山はとてもきもちのいい稜線だった。

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